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大企業へ就職は本当に勝ち組?そのメリットとデメリットとは

よく言われる話だと思いますが、
「○○くんって大企業の✗✗に入社したんだって!勝ち組だよね!」
というようなフレーズを新卒の人が集まる時なんかによく聞きますよね。

今回の記事では、そもそも「勝ち組」とはなにか、という話からスタートし、大企業で働くことのメリットとデメリットについてを、実際に大企業に勤めている私の経験をもとに記載していきたいと思います。

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大企業への就職は「勝ち組」なのか

世間一般的な目線で見た時に、大企業に勤めている人は

立派だ、優秀だ、安定している、固い、将来有望・・

などなど、プラスなイメージがかなりありますよね。

このプラスのイメージたちが

「勝ち組」

という言葉ひとつに集約されているもの、だと言えます。

ですが、勝ち組と言うからにはもう一つ、外せない要素がありまして、それは日々楽しく働けているかどうか、ではないでしょうか。

複数回の選考を高学歴な人たちと競い合ってくぐり抜けてやっとの思いで入社した大企業であっても、結構な割合で会社が嫌で仕方がない、という人がいます。

そういった人でも勝ち組なのか・・?ときかれると、それはNoと言わざるを得ないでしょう。

それならば、給料が多少下がったとしても中小企業で日々熱中して楽しみながら仕事をしている人のほうが個人的には「勝ち組」だと思いますね。

毎日会社に行くのが嫌で仕方がない、という方はたとえ大企業に勤めているとしても勝ち組ではないですね。

それとは逆に、「大企業に入社して仕事を楽しめている人」という人はまさに勝ち組、と言っても良いのかなと。

コラム

大企業は立派だ、優秀だ、と言われますが、実際のところどうなのか。
大企業ともなれば、毎年の採用人数がかなり多くなるところもあります。
少ないところでは30-40人程度の採用人数のところもありますが、概してIT企業は多くのリソースを必要とするので採用人数は多いです。
複数回の面接を経て、入社している方々なのですが、残念ながら全員が優秀かと言うとそんなことはないです。
全体の3割くらいの人は、いわゆる採用ミス、と言われても仕方がないかなと。
逆に言えば、数百人を採用していて本当に全員優秀な人を採用するのも無理ないことでしょう。
そして、大企業は立派だ、と良く言われますが、個人的にはそれは同意しています。
少なからず、大企業が手がけてきたものに対して、我々は何かしらの恩恵を受けているはずです。
そして、大企業は大きな案件を動かすことが大半になります。
大規模案件を動かすということは、難易度もリスクも高く、これこそ優秀なマネジメント能力がない人でないと到底達成することはできません。
大企業の第一線で活躍している人は、立派であり、優秀であることに間違いないと思いますね。

ちなみに、大企業は安定している、と良く言われるのに対して、近年は大企業は安泰ではない、という意見も良く耳にします。
実際に働いている側からみた「大企業の安定とは」については、以下の記事で記載しています。

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大企業へ就職するメリットとデメリットとは?

以下に箇条書きでまとめてみました。

メリット

・大規模案件を動かせる
・仕事の立場上、全体俯瞰能力が絶対的に必要になり、その能力が養える
・給料は基本的に落ちることがない
・管理職になればほぼ年収1000万円を突破する

デメリット

・大企業の社員は単価が高い傾向にあり、小規模案件に携わることが難しい
・若手のうちは、与えられる仕事がつまらないものが多い
・年功序列で仕事ができない年上の人よりも給料が低くてやる気低下
・大企業とはいえ、配属先で将来に渡って携わる仕事が決定してしまうことが多い。あまり様々な業種には関われない。
・転勤を断ると基本的に出世コースから外れる

という感じです。

ちょっと補足しますと、

メリットの「仕事の立場上、全体俯瞰能力が絶対的に必要になり、その能力が養える」について。

仕事の立場上、全体俯瞰能力が絶対的に必要になり、その能力が養える

大企業は案件を顧客から引き受けて推進していく仕事がメインです。
それゆえ、「多くの関係者を巻き込み仕事を進める」ことが必ず必要になります。
(就活生がよくこの文言をエントリーシートに書いているのを見ますが、必要な能力なのでアピールすることに問題は全くありません。むしろその能力がある人はどんどんアピールしましょう。)
そこで必要になるのが全体俯瞰能力で、これがないとその案件のゴールを描けず、一体どれくらいのタスクがあってどれくらいのリソースが必要で・・というのがわからない状態になってしまいます。
この能力はどんな仕事をする時でも重宝されるスキルなので、大企業で養える能力としてメリットに記載しています。

次に、デメリットについても補足しますと、「大企業の社員は単価が高い傾向にあり、小規模案件に携わることが難しい」について。

大企業の社員は単価が高い傾向にあり、小規模案件に携わることが難しい

記載の通りではあるのですが、大企業の社員は一人一人の社員の単価が高いです。
給料の保証やボーナスへの捻出、退職金の積立など、一人へのお金が潤沢に用意する必要がある以上、単価を高くするしかないわけです。
となると、1案件100万とか200万円とかの案件を3ヶ月間でやります、なんていうのは企業にとって赤字になってしまいますのでこれでは成り立たない。
本当は若手社員のうちは、自分で小さな案件を回していくほうが成長スピード早いのでは、と個人的には思うのですが、それが上記理由によりなかなかできないのが大企業のデメリットかなと思います。

もう一つ、「大企業とはいえ、配属先で将来に渡って携わる仕事が決定してしまうことが多い。あまり様々な業種には関われない。」について。

大企業とはいえ、配属先で将来に渡って携わる仕事が決定してしまうことが多い。あまり様々な業種には関われない。

確かに大企業では様々な業種に関わっているのは事実です。
がしかし、一人がそんなに多くの業種と関われるか、というの答えはNoです。
基本的には最初に配属された業界で、プロフェッショナルになっていく、というのがベースの考えになるので。
(もちろん、異動を積極的に行っている企業もありますので、一概には言えないですが。)

まあでも、様々な業種に関わりたい、というのは逆に言えば関わりたい業種が無い、ということでもあるので、そんなに大きなデメリットでは無いかなとも思います。

最後に、「若手のうちは、与えられる仕事がつまらないものが多い」について。

若手のうちは、与えられる仕事がつまらないものが多い

多くの新入社員が同じように思った経験があるはずです。
どうすればつまらなくなるのか、という内容を以下の記事に書いていますので、よければチェックしてみてください。

ということで、確かに大企業に入社すると多くのメリットを享受できるのですが、それだけでは「勝ち組」とは言えず、どのようにして日々楽しく働くか、ということが「勝ち組」になる条件です。
「日々楽しく働く」ためには、少なくとも大企業での仕事内容を踏まえた時に重要になる要素はあって、その要素を伸ばしていかないといけないですよ、ということを記事にしてみました。(方法論は上記記事を参照。)

今回はこんなところで。

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