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【SIerの客先常駐は2パターン】中の人として実際に見てきた内容で解説

おそらくこの記事にたどり着いている人は、

・SIerの客先常駐って悪い噂が多くて不安だな…
・客先常駐ってどんな働き方をするの?

という疑問を持った人かなと思います。

そこで今回の記事では、SIerの客先常駐といっても大きく2パターンある話と、
たしかに避けたほうが良い客先常駐もあるという話を、もともとSIerで複数プロジェクトを見てきた経験から書いていきたいと思います。

すべての客先常駐を止めておいたほうが良い、というわけではないので、仕事を選ぶ時の参考にしてみてください。

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SIerの客先常駐パターン

まず、SIerの客先常駐のパターンは以下の2つです。

POINT

①あるプロジェクト全体で、顧客のオフィスに全員で常駐して開発を進める
②顧客側で要員が不足しているので、客先常駐者として送り込まれる

①は客先常駐でもそこまで気にする必要はないですが、②の客先常駐パターンは注意が必要です。

個々に説明していきます。

①あるプロジェクト全体で、顧客のオフィスに全員で常駐して開発を進める

これは、結局は顧客のシステム開発をどこでやるか、というだけの問題なので、それが顧客のオフィスであっても大した問題ではありません。
顧客の中でも、全体でコミュニーケーションをとりながらやりたいと考える企業が多いので、顧客側がプロジェクト用の場所を用意し、そこに開発するメンバ全員が集まるといったスタイルは世の中結構あります。

1次請けSIer(プライムベンダ)が受注した案件に対して、2次請け、3次請けのメンバが開発を行っていくという形になりますので、客先常駐の各種デメリット(後述します)はありません。

個人的にはリモートでの開発の方が好きなのですが(最近はこう考える人、増えていますよね。)、リモートのメリットはやっぱり顧客の視線が気にならないことですね。
一緒のオフィスで働いていたら、なんだかチェックされている感は否めないですよね‥。
一方で顧客とのコミュニーケーションはリモートよりも対面の方が圧倒的にやりやすいです。
というのも、その顧客と長い関係性である場合は別に良いのですが、関係性構築が十分でない場合はリモートで仕事を進めていくことが難しいです。会話した方が早い場合が往々にして発生します。

働く場所が限定されているという点くらいで、別にオフィスで働くことに抵抗がない人にとっては、他に大きな問題はないと思います。

②顧客側で要員が不足しているので、客先常駐者として送り込まれる

このパターンで辛い思いをしている人が多いのではないかと推測します。実際に辛そうにしている人を何人も見てきました。

顧客側で、何かしらで人手が不足し、作業がストックする状態になった時に、「支援をしてくれないか」という形で人の派遣をSIerへ依頼するケースですね。

よくSESは止めたほうが良い、と言われているのは、上記のようなケースにおけるSES契約です。
(①の場合も1次請けSIerと2次請けSIerとの間でSES契約を結ぶこともありますが、①で述べているように特に大きな問題はない。)

この②の場合、何がヤバいかというと、

EXAMPLE

・単純作業の傾向が強くなる
・何かしらのツール作成をやっていることが多い印象(=ツール作成だと開発スキルがあまり身につかない)
・何のためにやっている仕事なのかわからないことが多々ある
・ほとんどの意思決定は顧客により行われるので、誰でも良い感が強い
・顧客の一員として働くので、コミュニケーションが難しい。

これらが自分が考えるデメリットです。
なんなら、顧客の元で働くのであればそこのSEとして就職すればよいのに…と思ってしまうくらい。
(少々脱線しますが、このようにSESで働く場合には、その企業の人と仲良くなってフリーランスとして働いたほうが確実に給料は良くなります。)

また、最後の

・顧客の一員として働くので、コミュニケーションが難しい。

というのは多くの人が直面する問題です。
すでに醸成されているコミュニティに溶け込んでいくというのは、なかなか難易度が高いことだと思います。
うまく顧客側のメンバとコミュニケーションがとれず、微妙な評判になってしまう…なんていう負のループも何度も見てきました。
コミュニケーション能力も高くて、作業処理能力が高い人だったら、そんな金額で雇えませんよ…と言いたくなってしまいます。

ちなみにこの②パターンでのリモートワークというのはほとんど実現されていないと思います。
自分は少なくとも見たことないですね…笑

この②のパターンはできれば拒否した方が良いのですが、難しいですよね。
そもそも顧客の元で働くという選択肢はほとんどの下請け企業で可能性が出てきてしまうので、こればっかりは運としか言いようがありません。。

ストレスなく働けるのであれば問題ないのですが、厳しい方は、

POINT

・自分の企業に何を言われようが、担当を変えて欲しいことを伝える
・発注元企業(自分の企業に発注している企業)の人と仲良くなり、異動させてほしい旨を伝えて取り計らってもらう
・言いづらい場合は、転職活動を開始する

解決策はこの3つだと思います。日々すり減るほどキツいのであれば、頑張って上記の3ついずれかのアクションをとってみてほしいです。

①と②どちらあっても残業代については確認を

最も最悪なのが、

・残業代支給の基準があいまいで、残業代が未払いになる

というケース。
もはやこれは犯罪レベルなので現代では厳しく取り締まられていますが、信じられないことにこのような環境は依然として実在しているようです…。(ちなみに自分はそんな劣悪な環境は見たことありません。)
必ず一日の勤務時間は何時間で、それ以上超えたら残業代が支給されることは確認しましょう。
支給されない場合、即刻転職推奨です。もう、悲惨すぎます‥泣

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今後は第3のパターンが増加すると予想する

今後、各企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現しようとするはずです。
DXについては考え方を以下の記事で展開していますので、参考にどうぞ。

DXの実現方法を考えると、SIerには顧客の現場から価値を創出させるための仮説を作り、それを検証し実現へ向かわせるような働きが要求されることになると思います。
となると、それは客先に常駐しないと実現できないのではと考えられるわけです。
これまでは、プロジェクトとしてではなく客先常駐する場合は上述した②のパターンが一般的でしたが、実際に顧客業務先(システム開発ではない部署)に常駐し、その中で課題を見つけ出し解決案を考えていくような活動が増加する可能性が高いと見ています。
解決案の仮説を立てた後は、アジャイル開発を軸にしてソフトウェア開発を行い、検証。この繰り返しでしょう。

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最後にまとめ

ということで今回はSIerの客先常駐について、自分が見てきたパターンを紹介しました。

POINT

①あるプロジェクト全体で、顧客のオフィスに全員で常駐して開発を進める
→特に大きな問題はなし(SIerではこのパターン割と多め)

②顧客側で要員が不足しているので、客先常駐者として送り込まれる
→あまり推奨できない。エンジニアとしてそこに入るのにはデメリット多め。

③DX実現のために顧客の実際の業務の部署に常駐する
→これから増えるであろうと予測。課題の発見と解決案の仮説をアジャイル開発を通じて検証を繰り返す。

自分がSIerからweb系企業や自社開発企業に転職したほうが良いとこのサイトで伝えているのは、特に上記の②のパターンです。以下の記事を参考にどうぞ。

今回はこんなところで。それでは。

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