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【SIerと自社開発と受託開発の違いを理解し】転職の考え方を整理する

このサイトでも自社開発企業という言い方を何回も使用していますが、今一度自社開発とはなんなのか、どういう意味で使っているのかを詳しく説明していきたいと思います。

この記事の結論は、IT業界で働く人のポジションによって最適な企業が決まってくる、ということを述べています。
例えば、プロジェクトマネージャとしてのキャリアを築いていくのであればSIerが最適だと思いますし、プロダクトマネージャのとしてのキャリアを築いていくのであれば、自社製品を開発する企業が最適だということです。

ではまず私が言う、自社開発の定義から説明していきます。

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自社開発とは何か

自社開発とは、自分たちのサービスやプロダクトを持ち、顧客へ提供することによって利益を上げている企業になります。
収益の上げ方としては2つあって、

POINT

・都度サービス利用によって利益を出す
・サブスクリプション型の契約にして利益を出す

ですね。
・都度サービス利用によって利益を出す
→ 例えばメルカリや楽天市場といったECサイト

・サブスクリプション型の契約にして利益を出す
→ 例えばAPPLE MUSICなどの音楽配信サービス。

どちらにも共通しているのが、継続的な進化をさせていく必要があるということです。
おそらく、今世の中にあるサービスに全く手を加えない場合、そのサービスやプロダクトというのは1年くらいで淘汰されてしまうでしょう。

このように、自分たちが作った製品で収益を上げていることを、自社開発している企業と呼びます。
近年はSaaSが話題になっていて、

今度SaaS企業に就職するんだー

というような話をする人が身近に増えてきているのではないかと思います。まさに上記のような形態の企業ですね。

なお、今回はWeb系企業の話は割愛していますが、Web系企業とSaaSの関係性を知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。

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SIerとは何か

以下の記事でWeb系企業と比較してSIerとはどういう企業群なのかを説明しています。
SIerと一口に言っても、SIerでも企業によって役割が変わってきますのでそこらへんはしっかり認識してもらいたいポイントになります。

Web系企業すべてが自社開発をしているわけではない

自社開発で勘違いしがちなポイントが、Web企業であれば自社開発をしていると思ってしまうことです。

自社開発の対義語として、受託開発というものがあります。
受託開発は、まさにSIerがやっていることでして、顧客からこういうものを作って欲しい、という要望と仕様をもらい、それを実現する開発になります。
一方、自社開発は、マーケット調査を行い、顧客の体験の最大化をどうすればできるのかを考えて製品をつくっていきます。

ざっと自社開発と受託開発の違いをまとめてみました。

POINT

■自社開発
・顧客から提示された要求仕様を元に、システムを開発していく
・もしも製品やサービスヒットしなければ、負債を背負うことになる。
・ヒットすれば、企業としての価値があがり、給料も増加する。(=エンジニアの質が総じて高まる)
・プロダクトマネージャが責任を持つ

■受託開発
・顧客に必要なものを自分たちで考えて、システムを開発していく
・システム開発が失敗すれば、損害賠償などになることがあるが、基本的には発注がある限り収益は安定する
・顧客に提供したものがヒットしたとしても、受けられる恩恵はわずか
・プロジェクトマネージャが責任を持つ

こんな感じですね。
こう見てみるとバリバリ開発したいエンジニアとして成長できるのは、自社開発だと思います。
まあ新入社員であれば、そもそもシステム開発とは、というところから入ると思いますので、どちらの開発形態であってもほとんど差はないですね。

で、言いたかったことですが、Web系企業でも全然受託開発ってあります。
なぜかWeb系企業ってキラキラしているイメージが先行しているので、全てが自社開発だと考えがちな雰囲気なのですが、Web系企業であっても、その企業のクライアントから直接案件を受注し、そのクライアントのためにシステムやサービスをつくることもあります。それはSIerとやっていることはほとんど変わらないんですよね。

SIerでも自社開発している製品もある

自社開発と言うと、Web系企業が最初に思いつきがちなのですが、SIerでももちろん開発しています。
今後、SIerは自社開発製品の比重を高める必要があると考えており(現状はSI事業によるサービス面での収益割合が高すぎるため)、自社製品の開発をしたいと思った時に、SIerも企業調査の上で選択肢に入れるべきです。
一般的に、製品開発をする場合、当然ですが企業体力がある方が圧倒的に有利です。
エンジニアを調達することを考えてもそうですが、小さい会社と比べると圧倒的にレバレッジが効きます。
いわゆるSI事業以外にも、自社開発をやっている部署があることも頭の隅においておいてください。

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自分がどういうエンジニアになりたいかを整理する

例えば、特定の製品を作ることに興味がなく、顧客とコミュニケーションをとりつつ仕事を進めていくことが好きな人は、受託開発が向いていると思います。
一方、理念に共感できる製品があったりする場合は、その自社開発企業に行くのが良いと思います。

とはいえ、最初に選んだ仕事って人生においてそこまで重要ではありません。
むしろ、その仕事で自分が何を学んで、将来をどう考えるようになったのか、ということの方が遥かに重要で、そこからの転職もしくは現職でどういうポジションで勝負するのか、という選択肢が最もあなたの仕事の価値やスキルを上げていくことにつながると思います。

注意したいのは受託開発の場合

受託開発では、市場価値の上昇の仕方が企業によって全然変わってきてしまいます。
SIerの例でいうと、プライムベンダ呼ばれるSIerと、その下請けをするSIerに分かれます。
一般的に、受託開発の場合にはプロジェクトマネージャの市場価値が最も高いです。
プロジェクトマネージャのスキルが特に磨かれていくのは、プライムベンダのSIerで働いている人たちです。
そうなると、SIerで仕事をしていると会社が違うだけでやる仕事だって違いますし、伸びるスキルだって違ってきてしまいます。
以下の記事でも書いているのですが、今後10年くらいすると下請けのSIerの仕事量というのは減少方向に向かうと見ていて、それであればSIerを選択する場合、大手SIerを狙うべきだというのが自分の意見です。

(こんなことを言うと、SIerの中で下請けを見下しているなどと言われがちなのですが、そんなことないんですよね…苦
下請けで働いている方々の中にはもちろん優秀な方はいます。観点は、市場価値とSIerの構造で考えてみたら、ということです。)

これはWeb系企業でも同様です。Web系企業でも、プライムベンダが受注した案件を、他の開発会社に委託して開発するケースもよくある話です。

SIerに関連するキャリアの考え方を展開しています。

このサイトでは、自分がSIerで働いていた経験をベースにして、ありがちな悩みやキャリアの考え方を記事にしています。
自分の状況に近い記事を参考にしてみてください。

▼SIerに興味がある人は、志望動機の整理方法をこちらの記事で説明しています。

▼SIer企業選定の参考に、以下の記事で勝手に大手SIerのランクをつけてみました。
ランキングなんてほとんど参考にならないのですが、本当に参考程度に、というレベルでどうぞ。

▼SIerで働いているけれども、技術力を高めたいと悩んでいる人向けに、以下の記事で解説しています。

今回はこんなところで。それでは。

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