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大企業で出世する人とできない人の違いは明確。出世競争はそこまで激しくない

今回は大企業での出世に興味がある人向けに記事を書いていきます。

おおよそ、就職活動をしている大学生の方か、もしくは社会人若手層の方々がこの記事にたどり着く率が高いのではないかなと思います。

私自身、まだ出世レースに参加できていない(出世する年次ではない)ので、出世を決める人であったり出世の実体験者ではないのですが、大企業で働いていて出世している人と出世しない人というのは何人も見てきました。
それを観察していると、自ずと「出世するってこういう人なんだ」、「あ、この人は出世しないんだろうな」ということが浮かび上がってきます。

今回はその情報を展開していきます。

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大企業で出生する人と出世できない人の違い

よく言われるのが、上司や偉い人に対する「ゴマすり」ですね。
昔はそれができる人ほど出世していたようです。
確かに、出世するために「ゴマすり」スキルがあった方が良いことに越したことはありません。
当然、出世させる人を決めるのは人間であって、「ゴマすり」行為がうまい人は結局、上司や偉い人から気に入られるケースも多いですから。

しかしながら、近年はそこまでこの「ゴマすり」スキルは重視されていないと思います。
私も出世している先輩方を見てきましたが、そこまで「ゴマすり」を露骨にしている人はほとんどいないですね。
出世している人は、大きく以下の2種類の人に分かれるな、というのが個人的な見解です。

POINT

出世している人は、
・仕事ができる人
・部下からの信頼が極めて厚い人

上記2つについて、具体的に説明していきます。

仕事ができる人が出世する

これは言葉からすると当たり前のことなのですが、近年は仕事ができるかどうかは重要視されている要素になっていると思います。
要は、ゴマすりばかりして仕事があまりできない、みたいな人は出世していないということですね。
事実、私が見ている範囲では、ゴマすりばかりして仕事があまりできない人は出世していません。

では、仕事ができるとはどういうことなのかというと、いわゆる作業が早いとか、そういった話ではありません。
エクセルの作業が早いとか、そういった話ではありませんね。
特に大企業では上記のスキルはほとんど出世に必要ありません。(スキルがあるのに越したことはないですが、基本的な作業ができるレベルで全く問題なし。)

「仕事ができる人」というのは、「思考・行動・人間関係」という3つの要素において、能力が高い人のことを言います。

「思考・行動・人間関係」の詳細は、以下の記事で説明していますのでこちらを参照してください。

あなたの周りでも、この人出世するな、とか仕事ができるな、と思う人は大体この3要素の能力が高い人ではないでしょうか?

例えば以下のように思える人。

EXAMPLE

・この人の言っていることは説得力がある →それは普段から人より何倍も思考しているから
・気づいたら物事が想定よりも進んでいる →それは思考したものを形にする行動力があるから
・自社だけでなく社外でも有名人、しかも評判良し →一緒に仕事をしてインパクトを残しつつ、良好な人間関係を築けているから

多くの人がこう思う人は、概して「出世する人」だと言えるでしょう。
そして周囲からも「優秀」だとか「あの人はできる」などと言われているはずです。
文面で記載すると「まあそりゃそうだわな」と思うかもしれませんが、これだけのことを実践している人なんてそんなに多くないんですよね。

・部下からの信頼が極めて厚い人

この要素は、まさに大企業がリーダーに必要としている要素だと思います。
結局、大企業の仕事は多くの関係者と進めていくものがほとんどであり、それゆえリーダーや管理職が取りまとめるチームの規模も大きくなる傾向が強いです。
そうなってくると、「部下から信頼されていないリーダー」よりも、「部下から信頼されているリーダー」の方が任せる時に安心度が違うのは明白ですよね。

では、「部下からの信頼が極めて厚い人」というのはどういうことかというと、要は「その人に付いていきたい」、「その人が言うことであれば信じる」と思える人だということです。
もしくは「カリスマ性」を持っている人、なんかもこれに当てはまります。

こういった気持ちを部下や周囲の人々に対して醸成させるためには、普段の仕事の中で、仕事の質だけではなく、以下の部下一人一人のことを考えているか、ということが大切だと思います。
自分の出世欲にだけとらわれて冒頭でも書いた、いわゆる「ゴマすり」ばかりしている人ではなかなか部下に信頼してもらうことは難しいでしょう。

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出世がつらい人へ。出世競争はそこまで激しくない

出世したい人は、上記に記述した2パターンのうちどちらかが秀でていれば概ね出世レーンに乗ることができるはずです。
(もちろん最終的には配属された部署などの評価も加わったりすることもあり、運の要素が存在することは否めないですが。)

そうはいっても、最初からそんな状態な人なんてそうそういるわけでもなく、「思考・行動・人間関係」の能力を向上させていくためにはかなりの時間が必要です。
そのため、出世したい気持ちはあるが難しそうで気落ちしてしまう・・という人もいると思います。
それでは仕事も楽しく無くなってきますし、パフォーマンスもなかなか上がらないためあまり良いことではありません。

上記のような人に対しての提案ですが、出世したい気持ちは持ちつつも、そこまで出世については普段は気にしなくても良い、というのが個人的な考えです。
なぜならば、近年の出世競争はそこまで激しくない、からです。
そもそも、若手の出世欲が低下しているという事実もあるため、出世する際の競争では、同期の約半分になると考えて良いと思います。
その中で能力の高い人と競うことになるわけですが、出世したい人といっても口だけで能力が備わっていない人もいます。
そう考えると、「出世したい出世したい・・!」と普段から力むより、まずは目の前の仕事に対して、「思考・行動・人間関係」の要素を意識しつつ取り組む方が圧倒的に効率的ですし、精神衛生上も良いと思います。
もちろん、仕事で悩むことはあると思いますがそれはあなたが成長している証拠でもありますので、乗り越えてステップアップしていきましょう。
「大企業に入社して、最初はやる気もあったけど、まったり仕事していけばいいや」みたいな感じで「残念な社員」の方向には進まないでほしいです。

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出世できないなら他のキャリアを考えてみるのも手

出世したい人が出世ができないとわかった時に、やはりモチベーションはかなり下がるものだと思います。
しかし、それまでに培ってきたスキルや能力が高いのであれば、次は年収アップを目標にした転職活動を行うというのも一つの手です。
おそらく出世したい人は、その理由の一つとして給料や年収といった要素があると思いますので、上記目標に転換して行動を起こすのも全然アリです。
ただし出世ができないとわかった時点での年齢だと、全く新しい業種への転職は難しい(というか大企業ではほぼ無理)なので、その時点での業種スキルで次の転職先を探すことになります。
こうやって考えると、出世したい人はそこまで自分を追い詰めて出世を追う必要がない、というように考えることができますよね。

最後に、「出世したい」もしくは「出世したくない」という気持ちはどちらでも良いと思います。
その人の価値観があると思いますし、出世したくない人に対して否定する権利なんて誰にもないですよね。
ただ、「出世したい」人でも「出世したくない」人でも、仕事はできた方が良いことに越したことはありません。
なぜならば、仕事ができるようになることで自分の幅も広がり、会社に行くのが嫌ではなくなってくるからです。
また、仮に「出世したくない」と思っている人であっても、自分の将来の気持ちがどうなっているかなんてわかりませんよね。(もちろんその逆もありますが笑)

ですので、「出世したい」「出世したくない」に関わらず、「仕事ができる」ようになるために努力していくのが将来的にプラスになりますね。

ということで「仕事」スキルをガンガン磨いていきましょう。

今回はこのあたりで。

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