こんなツイートをスッキリを見ながらしました。
高齢者の運転事故で免許返納が対策とされているが、それが「自主的」になっている時点で効果はほとんどないと思う。だって高齢者にとってメリットがない。なので、高齢者にとってメリットのある返納制度にする(交通費の支給等)、もしくは返納せざるを得ない制度にする(更新の厳格化)が必要#スッキリ
— ティモン@大企業×副業が最強 (@timon_kp) April 23, 2019
高齢者の事故が相次いでいますが、いつ自分事になるかわからないので恐ろしい話題だなと思います。
急に車が突っ込んできたりするわけですからね・・。
ほぼ回避不可能だと思います。
そして、事故に亡くなられる方もいらっしゃるわけですが、高齢者に厳罰が下されても正直、遺族の気持ちは全く晴れないのではと個人的に思います。
もし自分が同じ状況になったら・・と想像してみましたが、ただ悲しみに暮れる気がします。
そんな悲しい出来事が繰り返されるのは嫌ですし、一刻も早く事故が発生しないような世の中に変わっていく必要がありますね。
当然、自分は事故が発生しないように国として何らかの有効な施策が施されていると思っていたのですが、ニュースを見ていると
免許の自主返納
のみ。
結構衝撃でした。
これでは、今の状況から改善はほぼ不可能だと思いますし、
事故発生→誰かが被害にあう→ニュースになり話題になる→時間が経過しみんなの記憶から薄れていく→また事故発生
という無限ループに陥るだけでしょう。
結論、高齢者の運転事故の問題を解決するためには、結論として
①高齢者の免許更新の抜本改善
②最新のIT技術搭載に車の購入必須化
の2択だと思います。
もちろん、上記の策を取ることで高齢者の負担が増えることになりますが、そこは国が補助するような仕組みが必要だと思います。
というよりも、人の命が失われる事態なのですからまずはそこの改善が急務でしょう。間違いなく優先順位は
高齢者の利便性よりも人の命の方が高いので。
ではどういう案があるのか、それを展開していきます。
高齢者の事故を減らす2つの方法
①高齢者の免許更新の抜本改善
高齢者の免許更新って、結構簡単にできてしまうんです。
ざっくりいうと、免許更新が許可されないのは、”認知症”の診断結果となったとき、というのが公式に明記されています。
更新時に、若干の判断力や記憶力の低下が見受けられたとしてもOK。
著しく低下が認められる場合は、医師の診断書をもらっての更新となりますが、かなりゆるいですよね・・。
このままの状態で更新手続きが進められているのでは、高齢者の事故が無くなるわけがありません。
よって、更新手続きの抜本改善が対策の一つとして提案できるわけです。
具体的には、更新手続きのハードルを上げる、ということになります。
例えば、更新時の試験にて、高ストレス状態でミスを犯した場合、その時点で免許の更新を不可とする、といった具合です。
こうすることで、一定数まで高齢者の免許更新者を減らすことができますし、事故を発生させる可能性の高い高齢者に絞って免許更新を遮断できます。
自主返納という制度はほぼ意味ないですし、ある程度強制力を持って免許更新をさせないような仕組みづくりが必要です。
というか、なぜこんなざるみたいに高齢者免許を更新させているのか、理解できません・・。
②最新のIT技術搭載に車の購入必須化
高齢者が運転するのは、最新のIT技術搭載の車に限定してしまうことも事故を防ぐ有効な策です。
中古で10万円〜20万円で購入できるような軽自動車などに乗車するのを禁じる、ということになります。
IT技術が搭載された車というのは、障害物や人などを検知して自動でブレーキをかけてくれる車ですね。
すでにこのような自動車は販売されていますので、実現可能。
・・・しかし課題があるのも事実。
・自転車を検知できない場合や、速度によっては自動検知が発動しないことがある
・価格は数百万
まだ100%自動でブレーキをかけてくれる技術レベルにはなっていません。
すべての事故を防げるというわけではないですが、十分事故の減少には効果があります。
ではこれらの車を高齢者に・・といっても価格が数百万は一部の高齢者しか購入できないでしょう。
おそらく技術レベルが上がると、自動ブレーキ搭載の車を安く購入することができる日がくると思いますが、まだですね。
ぶっちゃけ、人の命を守るためであればこういった車を購入できる高齢者のみ運転を許容するのはアリかなと。
ただし施策実施方法は要検討
確かに上記の2つの施策を実施することで事故は減るのですが、高齢者の生活レベルが著しく低下することになります。
都内のように電車で生活できたり、バスが多く走行しているような地域であれば大丈夫ですが、田舎暮らしで車が無いと困る高齢者が多数存在するのは事実です。
よって、施策の実施方法は高齢者のことも考慮してあげる必要はあると思いますね。
例えば、段階的に施策を講じていくのはアリだと思います。
要は、交通の便が発達している地域では上記の施策を講じる。
一方、田舎で車を保持していないと生活が成立しないような地域に住んでいる高齢者には上記施策は適用しない。
といった具合に。
当然、反対の声があがると思いますが何かしらの対策を打たないと、高齢者による悲惨な事故は一生なくなりませんね。
自分の身にそういう事態が起こってからでは遅いので、政治の中でぜひ有効かつ高齢者の生活を保護できるような施策を打ち出してもらいたいものです。
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