企業に勤務していると必ず存在するあなたの上司。
タスクの指示や評価は基本的に上司から指示されていると思います。
でも、いわゆる「仕事ができない上司」があなたの上司になると結構大変。
「それってあなたの仕事なのでは・・?」というタスク指示を平気で出してくる人も・・。
今回の記事では、現状すでに上司がイケてなくて困っている人や将来そういう上司にあたって不安な人に向けて、自分の解決策を共有していきます。
結論から述べますと・・
■一緒に仕事をする環境でうまくやるなら・・
・スルーしつつ必要だと思うことはすべて自分で意思決定
・上司より仕事ができる人を自分の指示系統にする
■仕事ができない上司へのストレスが強い人は・・
・もっと偉い人に相談して、自分を仕事ができない上司のラインから外してもらうように交渉する
・自分のプロジェクトを変える
・外資系へ転職する
が解決策です。詳しく説明していきます。
まず「仕事ができない上司」ってどんな人でしょうか?
仕事のできない上司の特徴は?
・チームやプロジェクトの大方針の意思決定ができない
・意思決定した内容が全然ダメすぎてうまくいかない
・計画できない
・仕事は基本的に横流し
・話している内容が長すぎて何が言いたいのかわからない
・部下の話を聞かない、すぐに遮る
だいたいこんなもんですかね。
こんな人の言うことをすべて聞いていたら自分もおかしくなるしチームも回らなくなる・・
と直感的に思ってしまったらその上司はきっと「仕事ができない上司」なのでしょう。
そして上記の内容のいずれかには必ず当てはまると思います。
まあこうやって書き出してみると最悪ですね・・。
仕事のできない上司への対応策3つ
ではそういう上司がいる場合、どうするのが良いのか。
個人的には対応策は大きく3つあります。
スルーしつつ必要だと思うことはすべて自分で意思決定
基本的には、「仕事ができない上司」と見きった時点であまりその上司と関わらない方が良くて、
どれくらい華麗にスルーできるか
が大切になってきます。
仕事ができない上司へは華麗にスルーする
華麗にスルーの意味するところは、
上司の言っていることには反応しつつ
ほとんど内容を聞かない
けれでも上司からはちゃんとやっているように見える
ということです。
多分、上司が言っていることを聞かなくとも、仕事ができる人はその上司が期待している以上のことをやっているはず。
ともすれば、別に上司の言っていることを聞かなくても結局それをやっている状態にできていることになるんですよね。
仮に、上司の言っていることができていなかったとしても、必要であれば気づいたその時に対応すれば良いし、不必要なことであればその理由とともに説明すれば問題なし。
意思決定の際の報告対象を限定的に
さすがに何の報告もしないと良くないので、仕事内容を報告したほうが良いのですが、
意思決定の際の報告対象を限定的に
すれば上司との接点を最小限にすることができます。
小さな決定事項はいちいち共有せずに、大きな粒度で決定事項を共有すればOK。
仕事ができない上司にあれもこれも報告してたらいちいちつまらないことで突っ込まれそうですし・・。
報告がなくて怒られる場合は?
一方で、報告を端折りすぎて上司から怒られることもあるかと思います。
そんなときは、
自分の持っているタスクの全量とそれゆえ時間は不足するということ
を説明すればOK。
本来であれば上司がやるべきと主張するのもアリかなと思いますが、険悪なムードになりそうなのであまりおすすめしないですw
上司より仕事ができる人を自分の指示系統にする
上記で書いたことを読んで、
「自分でそんなことできないよ・・。でも仕事ができない上司のせいで無駄に忙しいのは解決したい・・。」
と思った人もいると思います。
すべて自分で意思決定すること自体、かなり難しいことです。
だって、
・プロジェクトの全体指針は?
・チームメンバーのタスクは?
・それって今すぐやる必要あるの?その理由は?
・全体としてやらないといけないことって整理できてる?
などなど、意思決定ってたくさんの情報を整理した上で、最適な解を自分で提示することですから。
ぶっちゃけこれができない上司は結構終わっているので、「仕事ができない上司」と認定して早めに対応していくべきです。
ではどうすればよいのかというと、「上司より仕事ができる人を自分の指示系統にする」です。
あなたの周囲に上司よりも有能な人っていませんか?
その人なら上司よりマシな意思決定をしてくれそう、まともなタスク調整をしてくれそう・・
こう思う人がいるのであれば、その人の下について仕事がしたいという要望を出せばOK。
こうすることで、「仕事ができない上司」との直接的な関わりを大幅に減らすことができますよね。
企業としては降格制度を設けてほしい
個人として対応できるのは上記の2点のどちらかだと思います。
だけど、一番簡単な方法は、
上司を降格させること
ですよね。日本は未だに年功序列が強いですから、一度役職が上がると何か不祥事を起こしたりしない限り降格ってないです。
でも、上司としてのパフォーマンスを発揮できないのであれば、それは部下がかわいそうですし、チームとして弱いです。
指揮を取る人の能力が低いとほとんどのプロジェクトやチームでの仕事って失敗します。
限られた予算やスケジュール、リソースの中でタスクの調整ができないのでそりゃそうなるのは当然なのですが・・。
結果、残業することが普通になってしまったり。
なぜか仕事の結果よりもその人の尊厳を気にする傾向が強すぎますよね。
ということで、指揮できない人は降格させるべきですね。
企業の人事だって色々な視点で選定しているはずですが、どうしても人が選ぶ以上、100%良い結果にはならないですし、そこは割り切って降格というのも選択肢かなと。
でもあと何年かかるかな・・。
社会のルールの改革に期待しても虚しいので、自分から動きましょう。
仕事ができない上司がいる場合には、自分のタイプによって
・スルーしつつ必要だと思うことはすべて自分で意思決定
・上司より仕事ができる人を自分の指示系統にする
を選択して動きましょう。
前者は、推進力がある、リーダーシップを取れる人向け
後者は、指示された方が仕事が楽だと感じる人向け
ですね。
仕事ができない人への逆パワハラは注意
あまりに上司が仕事ができないから、部下から罵倒されたりいじめられるというケースもかなり多いです。
ただしこれはNG。逆パワハラする側の気持ちもわからなくないです。
自分より給料もらっているのにその程度?
という気持ちがあるからでしょう。そう思うのは当然のことです。
しかし、日系企業は簡単にクビにしたり降格させたりできないのはみなさんも知っているはず。
そして逆パワハラで訴えられるとあなたのキャリアにも影響するし、良いことなんて皆無です。
なので、あからさまな嫌がらせは止めましょう。
推奨は、
・スルーしつつ必要だと思うことはすべて自分で意思決定
・上司より仕事ができる人を自分の指示系統にする
ですが、他の選択肢としては
・もっと偉い人に相談して、自分を仕事ができない上司のラインから外してもらうように交渉する
・自分のプロジェクトを変える
・外資系へ転職する
も全然アリです。
仕事ができない上司に対するストレス反応が大きい人は、もっと優秀な企業へ転職や、社内で尊敬する人が率いるプロジェクトに異動することをおすすめします。
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