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【総合商社に中途採用で入りたい人向け】内定までの実体験を公開【キャリア採用】

総合商社は高給取りのイメージもあり、この記事を書いている2020年の年末時点でまだまだ就活生の人気が高い業界です。
かくいう私は、学生時代に就職活動のときに総合商社も受けておりましたが、残念ながら内定に至らず。
IT企業に新卒入社し、そこから総合商社へ中途入社して今に至るという状況です。

そういえば、このブログでは自分の収入を上げるために転職を推奨しているものの、総合商社へ中途入社した実体験をまだ公開していないとふと思い、今回記事を書いています。
私と同じように、

・総合商社に新卒のときに入りたかったけど内定がもらえず、それでもいつかは総合商社に入りたいと思っている人

だったり、

・年収が高い企業に行きたいが、実際にどう入社するに至ったのかを知りたい

というような方に参考になれば良いなと思っております。

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総合商社への中途採用でのエントリー方法

まず、総合商社の中途採用の時期が明確な企業とそうでない企業に分かれます。
例えば三菱商事や三井物産は新卒採用と同じように、中途採用の時期を決めています。その時期にエントリーサイトが公開されるため、転職のスケジュールを組みやすい特徴があります。
一方、他の総合商社は、通年採用という形をとっています。言ってみれば、企業側の都合で人材を獲得しよう!となったときに採用するということです。なのでいつ採用活動がなされるのか、転職者は分かりません。
(2020年時点での情報)

いずれにせよ、エントリーの方法は以下

の2パターンです。

企業へのエントリー方法

・企業の中途採用(キャリア採用)のホームページから登録
・転職エージェント経由でエントリー

私は後者でエントリーしました。
転職エージェントを使ったほうが、以下のメリットがあるからです。

POINT

①過去の面接やテストの情報を教えてくれる
②エントリーシートのチェックをしてくれる
③書類選考の結果が早めにわかるので、引きずらなくて済む
④書類選考の合格率が上がると思われる

補足します。

①②はいわずもがな、ですかね。後述しますが、総合商社のテスト合格率は結構低いので、対策が必要になります。
Webでも情報収集は可能ですが、その年から採用しているテストが変わってたりするケースもありますので、最新情報を手に入れる意味で転職エージェントを使うことはメリットだと思います。
あとはエントリーシートの誤字脱字や体裁なども、なかなか自分でチェックするのは面倒だったりしますがエージェントの方がチェックしてくれますので、そこも安心。
③は、エージェントが企業の採用担当者に直接人材を紹介して、書類選考の合否が1週間くらいで分かります。企業のホームページからエントリーするだけだと、落ちてるかどうかもよくわからないので、そういう状況はあまりすっきりしないですよね。
④は、エージェントが採用担当者にプッシュしてくれる場合の話です。言ってみれば採用担当者にとって、エージェントの役割はある程度良い人材のリストにするためにふるいをかけることです。膨大なエントリー者をすべて見ることは物理的に企業の採用担当者では不可能なので。また、エージェントは採用につなげられるかどうかで成果が決まるので、優良な人材のみ紹介することに時間をかけます。言ってみれば、転職エージェントにとって受かりそうな人だと思わせることができれば、それもまた転職活動を優位にすすめることができる1要素なのです。

という理由で、個人的には転職エージェントを使った方が良いと考えている派です。

転職エージェントとつながるまでのステップ

ということで、転職エージェントを使うことをおすすめするのですが、次に疑問に思うのが

どうやったら転職エージェントとつながれるのか

ということだと思います。
もちろん転職サイトに登録することになるのですが、優良なオファーをもらえる状態になっておく必要があります。
そのためにはいくつかテクニックがあるのですが、私が実践していた内容を以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。
自分はビズリーチ使っていたので、実際に使ってみての効果的だったことをまとめてます。個人的はたくさんの転職サイトに登録する必要がないと思いますね。

POINT

とりあえずビズリーチに登録しよう
効果的な使い方は下の記事リンク参照

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総合商社の内定に至るまでのプロセス

転職エージェントからの紹介で当時エントリーできる総合商社にしましたが、私の結果は書類選考で落ちたか内定をいただいたかの2つに分かれました。
むっちゃ極端ですね笑

書類選考→テスト→面接

を基本形として進んでいきますので、個々に解説していきたいと思います。

書類選考

個人的には一番の難関だと思ってます。書類選考。
中途採用が行われるとき、人気企業であればそれはそれは大量のエントリーシート・履歴書が集まります。
その中から面接に進める人はかなり少ない感覚です。
選ばれるかどうかは、結構運に依るところが大きいと思いますので、仮に書類選考で落ちてしまったとしてもあまり気にしないことをおすすめします。
というのも、書類選考のポイントとして、「その時に企業がほしいと思う人材」というのがあるからです。
わかりやすく説明すると、例えばIT系の人材を募集すると言っても、人材タイプは様々です。
・AIの開発をしてきた人材がほしい
・ネットワークのエンジニアを経験している人がほしい

などなど、中途採用になってくると当たり前ですが専門性を求められます。
そして求めている専門性は、企業によって異なります。
なので、ネットワークエンジニアとして優秀な経歴を持っていたとしても、その時に企業が欲している人材が「AI開発をリードしている人」であれば書類選考を通過できない可能性が高いということです。

書類選考通過のポイント

書類選考に通るためのポイントとしては、その時のバズワードを使わないことです。
例えば、IT系で言えば「DX」「UX」のようなワードです。
え?DX推進の経験あります!ってむっちゃポイント高そうだけど・・?
と思う方もいらっしゃるでしょう。また、IT系の仕事をしていてこれらの略語を聞いたことがない人はいないでしょうから、伝わりやすそうでもありますよね。
でも、あまり書かないことをおすすめします。

・理由1 みんな書いてくる
DXやUXというワード自体、なんだかパワーワードそうに見えます。
なので一見、書類上もうまく書けたかのように感じます。
しかしそれは、多くの転職者も同じように考えています。採用担当者からすると「またか・・」という感想になってしまいます。
そうやって埋もれてしまう書類が通過することを想像するのは難しいでしょう。

・理由2 単語が持っている意味が広義過ぎて伝わりにくい
例えばDXという単語ですが、一体何を表すのでしょうか?
そもそも説明できますか?説明できたとしても、相手に伝わるでしょうか?
仮に面接であれば、説明する時間もありますし、コミュニケーションで補足することが可能でしょう。
しかし書類でそのようなことは難しいです。いちいち言葉の定義を説明するわけにはいきません。

こうした理由で、バズワードを書類選考で使うのはネガティブです。

ではどうするべきかというと、そういったバズワードを使わずに自分のスキルや経験をわかりやすく表現すれば良いのです。
一見、すごそうなワードを並べている人は、話を聞いてみるとどこかで聞いたような話をつなげて話しているだけ、という人が多いです。
これはみなさんの身の回りにも似たような人がいたりするのではないでしょうか。
本当に力がある人は、論理的に自分のやってきたことをオリジナルストーリーで語ることができるものです。

テスト

書類だけでもなかなか難しいですが、テストの難しさも相当なレベルです。
就職活動で総合商社を受けていた人は知っていると思いますが、課されるテストでは高得点が必須です。
こればっかりは勉強するしかないので、受ける企業のテスト情報をあらかじめエージェントから入手して、勉強しましょう。
書類選考を通過してからだと、タイムリミットまでが短い場合もありますので、あらかじめ勉強することをおすすめします。全部で3種類くらいしかありません。
勉強するしかないです、こればっかりは。
ちなみに、書類選考とテストが一緒のケースもあります。ここらへんも毎年変更される可能性のある話ですので、エージェント経由で最新情報を取得しましょう。
どう考えてもエージェント経由でエントリーするのが効率的。社会人、時間足りないですからね…。

面接

いよいよ、という感じですね。総合商社の面接を受けれるだけでも割とすごいことなんじゃないかと思います。
面接で聞かれる内容は、一貫しています。
必ず用意しておかなければならないのが、この4つの質問。必須です。

POINT

・なぜ転職しようと思ったのか?
・なぜ総合商社なのか?
・自分の経験上、最も大変だったエピソードの説明
・最後に一言、何をいうか決めておく

こう見てみると、基本的ですよね。どこの企業でも聞かれる内容でしょう。
用意と言っても、これらの質問に対して回答を用意するだけではダメです。
その回答に、3回くらい質問を重ねて回答を準備してください。

よくあるのが、実際の面接の場で上記質問をされて回答したあと、

「どうして〇〇というように考えたの?」

というように、面接官はプロセスを深堀りしてきます。
ここで窮さないように、自問自答してとことん回答を準備することが大切です。
もちろん、自分だけでは深堀りするのがなかなか難しい部分もあるので、他の企業の面接で練習することも目標達成のための手ではあります。

最終面接での最後の一言が関門

最初に結論を言いますと、絶対に最後の一言で、「特にありません」なんて言わないでください。

重要POINT

総合商社の最終面接の最後の一言で「特にありません」が厳禁

実は大学生の時、ある総合商社の最終面接にて私はこれと同じことをやってしまったんですよね。
案の定落ちました笑
そういう経験もあって、転職活動時の最終面接では全て、最後の一言は気合入れて発言していました。

最後の一言っていわれても、何言いたいかわかんないよ・・。
という人、そんなに難しく考える必要ないです。
シンプルに、志望動機を簡潔にもう一度熱意を込めて伝え、その会社になぜ入りたいのかを熱意を込めて伝えれば十分です。
熱意、パッション。超大事。

面接までの時間は十分あります。過去は変えられませんが、準備によって未来は変えることができます。
転職活動はあっという間ですので、転職活動が始まったら自分のリソースをできる限り転職活動に割きましょう。

ちなみに、面接の準備方法は以下の記事でもう少し掘り下げて説明していますので、合わせてどうぞ。

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総合商社へ入社する人の出身業界は様々

総合とつくくらいの事業を手掛けている総合商社ですから、様々な業界で優秀な人を採用したがります。
実際に、総合商社の中途入社(キャリア採用)のホームページを見てみると、募集職種が公開している企業があります。
自動車、化学品、電力、IT・・多くの業界で募集をかけています。

私はIT企業での実績を引っさげて、中途入社しましたが同じように、
自動車業界での経験、化学品メーカでの経験、電力会社での経験を引っさげて挑戦して入社している人を多く見ます。
しかしながら、不思議なことに目が飛び出るほどすごい経験をしている人はあまり見たことがありません。
私もそうですが、基本的なことに対してしっかり取り組んできたことが主軸で、とりわけすごいことを成し遂げているわけではなさそうです。
(もちろん、中にはそういった方もいらっしゃりますが。)
なので、思っているよりも多くの人にチャンスがあると思います。

ということで、一通り書いてみましたが、他に知りたいことがある方はコメントやお問い合わせから質問してくださいませ。

それでは。

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